謎解きはディナーのあとで 謎解きはディナーのあとで
東川 篤哉小学館 2010-09-02
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東川篤哉

この本を借りてきてテーブルに置いておいたら、やってきた息子が「またなんとらしくない本があるじゃないの、面白かった?」と聞いた。 らしくないってことはないのよ、私の好きな謎解きものだからね。でもなんとなく照れてしまったのは…あまりにも子供っぽいような気がしていたからだね。 お手軽に過ぎるっていうか、大人が子供の漫画を盗み読みしていたのが見つかったような?
車いす(又は安楽椅子)のディテクティブものって…昔アメリカのTVドラマにもあったよなぁ…って思うんだけど…アイアンサイドだ?
短編6冊。殺されたのが6人、犯人が6人。
軽く読めて、くすっと笑えて、なるほどウマイヤ!って思ったんだからそれで十分。他に何を望む? でもところどころこれはこうでもあり得るぞ、なんて茶々入れられるようなところもあった…って思うのよ。 でもさーっと読んでしまったので、あとでそう思ったのどこだったっけ?と思ってももう忘れてる。 一応執事さんに語りだす前に犯人考えてみたりはしたんだけど…主人公じゃないけれど…考えるのも面倒って事件も多かったな。 殆どの登場人物には当然のことながら?…生きてる人間って気が一切しなかったな。あまり血が通っている気がしなかったんだけど、却ってそれがさらっと読めた鍵かな? 模擬人形の世界みたいだった。 読んじゃった!だけど、読まされちゃった!ではないんだね…って、やっぱり変な照れてる言い訳かな?