アイスクリン強し アイスクリン強し講談社 2008-10-21
売り上げランキング : 90620
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

aisukurintuyosi.jpg

畠中恵著

この本は作家を知らずに読んでも多分誰か想像が付きそうです。
自分の世界を築きあげるって凄いことです、しかもそれが気持ちのいい世界であるとなれば・・・
というわけで、しゃばけシリーズの作者のちょっと現代に近づいた明治が舞台の青春群像シリーズ?みたいです。この主人公たちもシリーズ化されるのでしょうか?出来そうな入り口です。
「さびしがり屋でお人よし」の主人公とおきゃんで利口な金持ち娘と頭がいいが調子もいい巡査の親友とその仲間達。
個性はちょっとパターンながら?でもいいんじゃない?青春時代を真っ直ぐに生きている情けも心意気もある青年たちなんだから。それにマドンナが入れば・・・なんとも楽しげな応援したくなるようなグループですもんね。こういう青年たちとスウィーツ(彼らはこんな括り方知らないと思うけれど)が結びついたら鬼に金棒。若旦那と三春屋の和菓子が最強コンビ?なのを、ここでもちょっと踏襲?
時代設定が変革期とはいっても、その時代に特別に抗うのでもなく、なかなか融通も利き目端も利く活きのいい青年たち・・・何時の時代もこういう青年達が結局は時代を作るのかもね。
序章で提出された謎は・・・忘れられたかに見えますし、どだい解けるはずの無い難問そうに見えて・・・お話そのものが解決へのそのものずばりのアプローチという展開もわかりやすい。物語にはかなり悲惨な?あくどい?筋立てが噛まされながら主人公たちの持ち味と後ろからほのかに香るアマーイ洋菓子の佇まい?が心地よいハーモニー。今現実にワッフルスが熱い!し。
序で明治への時代の移り変わりを見てきたように?箇条書き?にしてくれますが・・・若い読者には親切かもね。